はじめに

 子どもたちが、毎週、絶対に通いたいと思ってくれる図画と工作の教室を目指して始めました。

 お休みをしたら損をしたと感じるくらい、魅力的な企画を立てて参加意欲を誘い、積極的に挑めるようにしています。
 
 対象は、幼稚園児と小学生で、図画工作(仕掛け工作と軽量ねんど制作)を隔週に行って、毎回違う刺激的な内容で指導をしています。

 1回の制作時間を90分として、1つの作品を集中して完成させるので、説明を聞く力、考える力が付くようになります。


 図画では、物を描く手順を教え、想像する力が付くよう指導しています。

年間24種類の絵画コンクールに応募するための絵を描きますが、人を描く事が1番多いです。

朝顔に水やりをしている人の絵の描き方を紹介します。

最初に、しゃがんでみて自分の体のフォームを確認してから描き始めます。


 人の描き方


 

@ 前かがみの頭、首、肩


 
 
A 頭の縦の長さを計って、同じ長さで肩から肘、肘から手首までの位置に点を付けます。


 
B 腕は外側から、肩から肘の点、手首の点を結びます。次に内側を描きます。
 
C ペットボトルを持っている手の形。

 
D ペットボトル



 
E 背からお尻、お腹



 
F 足



 
G 体操帽子、服、ズボン、上履き


 
 朝顔の描き方

 
H 朝顔の花、葉を不規則に描きます。


 
I 植木鉢は朝顔や葉を避けるように描き、蔓を支柱に巻き付けます。



 着彩の仕方
 

J クレヨンは肌色から塗ります。

 

  K 全身


 
L 朝顔と植木鉢


 
M ベランダ



N 絵の具は空を青色で塗ります。

 

寝転んでいるソファを思い出しながら描いている小学2年生の様子です。


こんな風に聞き出しながら絵を描き進めています。 
 




 工作では、紙の仕掛け工作と、時期に合わせたオブジェを軽量ねんどで作っています。

子ども達の作りたい物を聞きたり、面白そうな工作を見つけて、効率良く出来るように年間24種類の企画をしています。

指導方法は、制作工程を分け、説明を聞いて分かってから制作をする事を繰り返しています。

真剣に聞く事で、集中力を付けるのが目的です。

     

 仕掛け工作の制作方法を紹介します。

年間12種類の仕掛け工作をしますが、その1つ、さかさ万華鏡の制作方法を紹介します。

仕掛けに鏡を使うので、とても不思議な工作です。

筒の中に、動物の絵を逆さに描きます。筒の中に鏡を貼った芯を入れると、逆さに描いた動物が映り込み、ちゃんとした動物に見えます。

最後に自分の名前を鏡文字で描きます。

ムービーも見ると動きが分かりやすいですよ。



 パンダが見えますが、映っている鏡をみているんですよ。作り方は→


@ 材料
・逆さに描いてる動物の紙
・三角の鏡4枚
・芯の紙

 
 
A 芯を組み立て鏡を貼ります。

 
B 逆さに描いてる動物の紙に色を塗ります。
自分の名前を鏡文字で描きます。
絵を内側にして筒にします。



 
C 中に芯を入れて、鏡に映った動物の顔を見ます。


 中を覗くと

 
 
最初はネズミ


 
D 芯を後ろに引くとパンダ。


 
E 犬。


 
F 狐。


 
G 猫。


 
H リス。


 
I 最後に自分の名前です。


 

 軽量ねんどの制作方法を紹介します。

年間12種類、園児でも制作ができて、90分で仕上がる内容を用意します。

子どもたちは、材料を受け取り説明を聞きながら自分で制作していきます。

招き猫の制作方法を紹介しますね。



 招き猫の作り方


 
 
1匹の材料
制作の説明を聞きながら先生と1匹作ります。用意する材料は、片段ボール大小・切ってある割り箸3本・オレンジ色と黄色の紙・黄色のスチロール1枚・ひげのワイヤー6本




 パーツの作り方


 

@ 頭と首を作ります。

小さい片段ボールにの幅が広い方に割り箸3本をボンドで貼ります。
 
 
A 片段ボールを割り箸に巻きつけて最後はボンドで付けます。


 
B 体を作ります。
割り箸に片段ボール大の幅の広い方から巻きます。

 
C 巻きつけて最後はボンドで付けます。


 
D 抜きます。

 
E ねんどを切り分けながら猫のパーツを作って行きます。
細長くして同量になるように4つに分けます。

 
F 4つの丸にすると同量か分かります。
耳と頭・体・手と尾・足に使います。
1つづつ使って行くので、残りのねんどにはラップをします。


 
G 1つのねんどでは、耳と頭を作ります。
最初に小さな三角を2つ作り、切りとったオレンジ色の三角をボンドで貼ります。
残りは平らな丸にします。



 
H 平らな丸で頭を包みます。


 
I 2つ目のねんどでは、体を作ります。
平らな楕円形を作ります。



 
J 体を包みます。



K 3つ目のねんどでは、尾と手を2本作ります。
ねんどを3つに分けます。

 
L 尾は細長く、手は楊枝を押しつけて指と手首を作ります。

 
M 4つ目のねんどでは、足を2本作ります。
ねんどを2つに分けます。

 
N 足の形は平らな丸に指が付いているような形。
楊枝を押しつけて指とを作ります。

 
O 福の付いた首輪、肘の模様4つ、スチロールと紙を貼った千万両を作ります。
猫のパーツが揃いました。




 組み立て方

 

@ 合体します。
まず頭の割り箸にボンドを付けて体に指します。
 
 
A 頭の耳を付ける場所にボンドを付けて耳を貼ります。

 
B 首輪を巻きます。


 
C 両手を体に貼ります。
左右の上げ方を変えてくださいね。2つ目は違うように作ります。
 
D 足を貼ります。


 
E 横から見た所


 
F 千万両と肘の模様を貼ります。

 
G 横から見た所

 
H ひげの先にボンドを付けながら頬に3本づつ指して、ねんどが乾いたら目を描いて完成です。







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